飲み屋で聞かれた「美容師さんへの質問」の回答
ども、呑み師です。
alnicoTOKYO代表・澤田恭平です。
よくひとりでも平気で呑みに行っちゃうので、たくさん友達ができたり、初めての方とお話しする機会も多いです。
そんな中、よく「美容師さんに質問なんだケドォ〜」
てきな話を振られることがあり、そのたいていの質問は「私はどういうのが似合う？」となるんだけど、答えはいつも決まっています。
A:「どんな髪型も似合わせてあげるから、今度おいで」
来てくれれば嬉しいけどさ、たいてい来るつもりがないのに話を振って来る女性の傾向もわかっているので（マジでな）本当に聞いてくれる方には割と親身になって話を聞きます。
今日の目次
そんな中、偶然であった子に言われた一言。
「カウンセリング、何分までしていいの？決まってんの？」
ちょ。
びっくりした〜。同業か？？と思うくらいに具体的で。
どうも聞いているとお客として言っている美容室に対して悩みがあるそうな。
・担当さん（カリスマ）にカウンセリング時にうまく伝わっていないように感じる
・カリスマは急いでいるようで話はぶった切られ、結局三分の一も伝わらない（SIAM SHADE）
・でも私はもっと話をきいてほしい。しかもわたしのしたいスタイルをいうとたいてい否定され全く違うヘアスタイルになるのが悲しい。
・でも決して自分の希望の髪型ではないが、担当さんのカリスマ性、仕上がりには結果満足してしまう。でも悲しい。
時間にすると約３分のカウンセリング時間だそうで、その子は「私みたいな客は美容師にとって迷惑なの？？」とまで言っておった。。。。
でも満足するんだ。。。すげえなカリスマ。。。上手いんだな。。。ぼくも反省しなきゃな。。。でもなんかイラっとする。。イライラするよ。。。
おい！カリスマ美容師あんた知ってるぞ！！
まあそれはさておき、カウンセリングとは美容室で行うコミュニケーションでぼくは一番大切な時間であると思っています。
師匠にもきっちり教わり、今も守っている。
ぼくたちがスタイルをつくる上で一番知りたいのはあなたの願望。
その時間は時として３０分かかることもあり、お互いのビジョンを埋め合わせるための大切な施術であると意識づけています。
だから最初の質問の答えはね
A:「あなたのことがわかるまで、いくらでもやる。わかった上でデザインを作ろう」
です。
ぼくの思う「美容師」の仕事は「具体的でない髪型という願望」を具現化し、似合わせること。人の期待以上を提供すること。もの売ってんじゃないし、作品つくってんじゃないからね。
ぼくは決して世間的カリスマではない。ただの美容師だ。
まだまだ成長したい。もっと期待に応えたい。
人に寄り添う美容師でいたいし、理解りあいたい。
しかも美容師として共に生きると決めてんだもの。
ぼくは一人では生きていくことができないからね。
なので「あなたを知る」ということへの労力なんてなんてことないのよね。
カウンセリングに時間？かける必要があるならしっかり、じっくりやりたい。
だって共に髪を通じて生きてゆくんだものよ。
だから言うわ。「カリスマ」に告ぐ
それで時間が押す？
それで予定が狂う？？
あほか。ふざけんな。
お金と、時間を使って、期待して来てくれるお客様に対して舐めた態度とってんじゃねえよ。
それがカリスマ？
バカかよ。だせえよ。人として。
そんなんだったらカリスマなんてなりたくねーよ。目指さねーよ。
ぼくはそんな想いきみにはぜったいさせたくないからね、ぼくのところに来ればいいよ。
という決意と怒り。
ニンニン
