美容師、ライカを買う

 

前回のライカを買ったブログから10日が経った。

この10日間で起こった心境、行動の変化を少しだけ。

 

できるようになりたいこと、撮りたいものは”髪と人”なのです

 


①日常を切り取ることが楽しくなったし、なんでもないようなことがしあわせとおもうようになった(THE虎舞竜)


(Leica M10, Leica Summicron 50mm/f2 3rd (ƒ/2, 1/500, ISO 100)

 

購入した次の日の朝。

 

ヨッメの方が少し出るのが早いのでその時間にあわせて散歩をするんだけど、カメラを持ったその日から光を探すようになった。

 

 

イッヌがかわいい、とにかくかわいい。

ピントリングを練習したいから、動くやつを撮ろうと思っていたらうってつけの練習台でした。

 

あいしてますイッヌ。

 

 


②歩いたり、乗り物にのる回数が増えた


 

自転車に乗る回数が少しだけ減った。

もちろん生活や出勤に必要なので全部ってわけにはいかないけど、「両手がふさがっちゃう環境」だと、いい瞬間が撮れない!って思っちゃう自分がいる。

 

 

 

(Leica M10, Leica Summicron 50mm/f2 3rd (ƒ/2, 1/15, ISO 1600)

 

なんだかよくわかんない瞬間を撮ってみたり

 

(Leica M10, Leica Summicron 50mm/f2 3rd (ƒ/2, 1/1000, ISO 400)

 

朝方を散歩するなんて今まではなかった。

発見することが多い。

 


③光のあるところを探すようになった。光をつくることも必要なんだって思ってる(まだ全然わかってないけど)


 

 

 

(Leica M10, Leica Summicron 50mm/f2 3rd (ƒ/2, 1/500, ISO 200)

 

光がどう入るとか、探すようになった。

思えばこういうことをほとんどしてこなかったから、モデルさんを撮るときも「光がいい感じであればな〜」くらいでこだわってやれてないというか、撮れたときオッケーならくらいにおもっていたのかもしれない。

 

 

・狙って光やロケーションのあるところを探す(ロケハン)

・狙って光のある環境を作る (セットやストロボ)

 

ぶっちゃけ今まで使っていたカメラもめちゃくちゃ性能がいいのでフィルムシミュレーションなんか使えば何もしなくてもいい感じの写真が撮れた。

 

編集だってVSCOとか使っちゃえば指一本でなんとなくかっこよく見える。

 

でもやっぱり本当に好きな作品を撮ったりつくったりしてる人はあんまりそういうギミックを使わずにライティングやロケーションをこだわってつくってるなって。

 

特にメイクとか。

 

ということで来年1年間のメイクレッスンを講師依頼したよね。

まじ特訓だ。

 

 

新しいカメラは全然それだけで上手く撮れるなんてことはなくって、むしろ自分の甘いあま〜い考えを吹っ飛ばしてくれた。

 

ヘタクソなんだなって気付かされるんだ。

 

本当は知ってたけどね。

 


④そんなことを思いながら髪を切って人を撮ってみた


 

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【カットのうまいを探す】 最近ではインスタ見てなんて来店が増えてきてうれしいありがとう。 カットに対するこだわりを少し。 ドライヤーだけで決まる髪型ってのが究極の理想なんだけど、自然に落ちる位置、シルエット、どこから見ても綺麗なフォルムを形成する後頭部の丸み。 生え方の個性を理解して重力に乗せる。 重力は地球人全員に平等。 髪は落ち、顔にかかる。 それはフレームとなって顔をより削ったり強調したり、骨格矯正な意味合いができたり。 つらつら言ってるけど、楽しいですカット。 スタッフ募集してます。 拡張改装します。 ・人が好き ・アツく美容師がしたい ・技術を追求したい ・ファッション、メイクが好き ・カメラ、撮影がしたい ・仕事もがんばって遊びもめいいっぱいしたい どれか一つでもあてはまるかた、ぜひ。 ———————————— #alnicoTOKYO  #原宿の隠れ家美容室  #スタッフ募集 #求人 #bobhaircut #leica #leicam10 #summicron50mm #cut #hairdesign  #shorthair  #sassooncut #hairmake#harajyuku #ishootfilm #shooting#portrait#tokyo#girl #撮影モデル募集 #サロンモデル

澤田恭平/alnicoTOKYO代表/ヘアデザイナー(@kyohei_alnicotokyo)がシェアした投稿 –

 

特別なんかしたわけじゃないけど、ライカを持ってから感じた「今までのラクしてた自分」を思い返しながら少しいつもより丁寧につくった。

 

クリエイティブとかじゃないサロンワーク。

 

 

レンジファインダーのむずかしさも常実感している。

 

見る人が見れば「は?かわってねえじゃん」っていうかもしれんが、ぼくには少しだが大きな気づきができたとおもってる。

 

こっからだぜ、本質とむきあってやる。

 

 


番外編:トモダチができた、コミュニケーションが生まれるカメラ


 

カメラを持って歩いてると、不思議と声をかけられることが多くなった。

 

 

偶然入った立ち飲み屋さんではおとなりにライカ使いの兄さんが。

(なんと60年以上前のフィルムライカ)

 

 

高円寺のトリツカレ男

カメラを愛するオーナーイチさんのお店。(下写真、右)

 

好きなもので繋がる関係って、なんかいいよね。